双葉の文化守りたい いわきの仮設住宅で「ダルマ市」
【仙波理】福島県双葉町民約450人が避難生活を続けるいわき市南台の仮設住宅で12日、江戸時代から続く伝統の「双葉ダルマ市」が2日間の日程で始まった。
町の文化を守らなければと、ダルマは同町のJA女性部が手作りしたものなどを用意。故郷の海をイメージして顔のまわりに施された青色が特徴で、集まった人たちは「ふるさと」にあらためて思いをはせた。13日正午には消防団員によるダルマ神輿(みこし)も披露される。
双葉町は東日本大震災による東京電力福島第一原発事故によって町全体が警戒区域になり、約7千人いた全町民が県内外での避難生活を余儀なくされている。
asahi.com 2013年1月13日
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