息子の仕送り催促の電話を避けて年に何度も携帯番号を変える母親
大連市甘井子区甘井子街道松山社区に住む王さんは13日、再び電話番号変更の手続きを行った。大学に在学中の息子からの仕送り催促の電話を避けるため、王さんはこれで6回も電話番号を換えている。
王さんの息子は今年大学2年生で、瀋陽で大学に通っている。入学時から王さんは息子に毎月1千元の生活費の仕送りをしてきた。物価が上昇したとはいえ、1千元あれば大学生の1カ月の生活費としては十分だと王さんは考えた。
王さんと夫は契約社員で安定した仕事や収入はなく、息子の学費はこれまでの貯金から出している。王さん夫婦は毎月の息子への仕送り1千元の他にも、息子の保険料も収入の一部から支払っており、手元に残るお金は多くない。
息子の催促を直接拒絶するのが忍びない王さんは、自分の携帯電話の番号を頻繁に変更するという方法を思いついた。こうすれば息子は自分に連絡できないが、自分は息子の口座に毎月1千元を振り込めば済む。
手続きの担当者は王さんに「こんな方法で息子さんを避けるのはよくない。息子さんに家庭の経済状況を理解させ、無駄遣いを止めさせるようにすべきだ」とアドバイスしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年11月16日