「家賃が5年で倍増」 国民生活を測るバロメーター
中央テレビがこのほど発表したある統計データによると、2008年の北京の賃貸料金平均は2010元だったが、その後年を追うごとに値上りし、今年第1四半期には3660元と2008年に比べて82%増加、5年でほぼ倍増したことが明らかになった。
賃貸料金の急増は地方からの出稼ぎ労働者に大きな負担となっており、実質的には国民の生活を測るリトマス紙のような役割を果たすと言えるが、この「リトマス紙」は多くの問題を検出している。
賃貸市場を規範化したいなら、大家が好き勝手に賃貸料金を値上げするのを抑止するのが一つの方法だ。しかし不動産の「購入制限」政策の影響を受けて、今後賃貸生活を選ぶ人がますます拡大すると見られ、結果として賃貸市場の需給バランスが崩れる可能性がある。政府が不動産賃貸市場に過剰に干渉することも、問題解決の根本的な方法とは思えない。比較的妥当な方法は、政府が公営賃貸住宅の政策を推進して公営賃貸住宅や低価格賃貸住宅をより多く建設し、必要な人に低価格で貸し出すことだろう。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月25日