ウェアラブル端末、未来のトレンドに (2)
グーグルグラスを代表とするウェアラブル端末は、便利で効率的かつ前衛的といった特徴を持ち、ヘルス・テクノロジー・インテリジェントといった概念を掲げ、たちまち認知度が上がった。
今は発展の初期だが、関連製品は頭から足、衣類からアクセサリーにいたるまで、すでに人体の各部位、様々な業界・分野に広がっている。例えば、太陽電池を縫い合わせたソーラービキニは、浜辺で電子機器を充電できる。発電する靴底は、足の裏の熱を電気エネルギーに転換できる。このほか、キーボードがジーンズに埋め込まれた「キーボードジーンズ」、デザインを自由に変えられるワンピース、運動量や健康状態をモニタリングできるブレスレットなどはいずれも、一般人にも手の届く製品となっている。
ウェアラブル端末は現在のところ、価格が高すぎる、機能が単一的といった要素に制約され、まだ本格的に一般家庭に普及してはいない。しかしかつて、コンピュータがモバイル端末に地位を譲った時も同様の状況が見られた。
ウェアラブル端末の将来はアップルやマイクロソフトなどのIT大手からも有望視されており、ユーザーからも期待が寄せられている。米調査会社ガートナーは、ウェアラブル端末の市場規模が2016年までに100億ドルを超え、未来のトレンドとなると予測している。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月29日