「環境1号」C衛星、合成開口レーダー画像を初生成
武漢地区SAR画像(局部) |
中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、「環境1号」C衛星が9日、初の合成開口レーダー画像を生成した。画像は鮮明で、情報量が豊富だ。これにより同衛星は宇宙と地上の連携を実現し、システムが正常に作動したことになる。人民日報が伝えた。
同衛星は中国初の民間合成開口レーダー衛星で、5メートル(観測幅40キロメートル)と20メートル(観測幅100キロメートル)の2つの空間分解能、24時間・全天候の画像生成能力を持つ。同衛星は天候による影響を受けず、曇・雨・霧等の劣悪な気象条件下でも、鮮明な画像を生成できる。同衛星の対地観測効率は光学衛星画像を大幅に上回っており、中国の対地観測衛星の全体的な観測能力が向上した。
同衛星は軌道上で調整・運転を継続している。同衛星の使用により、中国の環境・災害に対するリアルタイム観測・警戒能力が大幅に高まることになる。(編集YF)