「環境1号C」の打ち上げに成功 環境・災害観測実施
中国は北京時間19日朝6時53分、合成開口レーダー衛星「環境1号C」および新技術検証衛星、試験荷重の3つの宇宙機を搭載したキャリアロケット「長征2号丙」を太源衛星発射センターから打ち上げ、予定の軌道に投入した。中国新聞網が伝えた。
「環境1号C」は2008年9月に打ち上げられた「環境1号A」、「環境1号B」と共に環境・災害モニタリング用の小型衛星コンステレーションを構築、中国の大部分の地域の災害・環境動的モニタリング予報能力が形成される。
同小型衛星コンステレーションシステムは、2003年に中国国務院の認可により研究開発が始まったシステムで、主に環境と災害に対する広範囲・全天候型・24時間の動的モニタリングを行う。環境および災害状況をリアルタイムに反映し、変化予測を行い、被害状況を評価し、緊急救援・救助・再建に向けて科学的な根拠を提供する。
「環境1号C」と同時に打ち上げられた新技術検証衛星と試験荷重は、新たな宇宙部品、設備、材料、微小衛星プラットフォームなどの軌道上における検証試験に使われる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月19日