中国、深宇宙、深海、地下深部分野の主要技術の掌握に尽力
イノベーション駆動型発展戦略の始動する今年、科学技術当局はこれをどう重点的に推進するのだろうか。万鋼科学技術部長(科学技術相)は19日の全国科学技術事業会議で次のように表明した。
2013年は深宇宙、深海、地下深部分野の重大な主要技術の掌握に力を入れ、中国の発展の戦略空間を開拓し続ける。このため、科学技術のイノベーションと発展に影響を与える体制・制度上の障害を大胆に突破し、科学技術の発展における深いレベルの問題の解決に力を集中し、具体的進展を得るべく努めることで、改革を十分に行なわなければならない。
遥か遠くの宇宙、深い海洋、地球の深部は重要な戦略空間であるとともに、未知の資源を豊富に含んでいる。深宇宙、深海、地下深部の資源の探索と開発、関連技術・装備の開発はすでに国際科学技術競争を制する重要分野となっている。
今年は次世代情報技術、新エネルギー、生命科学、バイオテクノロジー分野の研究計画も重点的に推進し、将来の競争の要衝を制する。技術予測と先読み型研究を強化し、最前線の探求を奨励し、将来の発展における戦略主導権を勝ち取る。基礎研究分野では海洋科学、宇宙科学、量子通信、合成生物学、ニュートリノ実験など重要な最前線科学研究を強化し、PM2.5排出規制、悪性腫瘍の発生メカニズムなど重要な科学問題研究を強化する。
中国社会全体の研究・実験費は昨年1兆元を突破し、対GDP比で2%に達した見込みだ。このうち企業が74%以上を占める。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月20日