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初の生態系総生産(GEP)、中国が初発表

 経済効果について、投資額や生産高などは常に明確にされている。しかし木を何本植えたか、生態系にどれほどの経費を投じたか、それにより環境・健康・雇用・富の創出・資源獲得などにどのような効果をもたらしたかといった、環境面の投入についてはうやむやにされている。今や、これらを明確にする時が来た。25日に開かれた「生態文明建設指標枠組み体系国際シンポジウム」、および中国初の生態系総生産(GEP)プロジェクト始動式において、章新勝・国際自然保護連合理事会議長、沙祖康・元国連事務次長がこのような観点を示した。光明日報が伝えた。

 GEPは国内総生産(GDP)に類似する、生態の正確な統計・計算を行うシステムだ。森林・砂漠・湿地などの生態系、および畑・牧場・水産養殖場などの人口生態系の総生産を計算することで、生態系の状況を判断し可視化する。

 中国科学院生態環境センターの欧陽志雲副主任は、「GEPという概念の提案により、国内外の自然生態資産の計算指標という空白が埋められた」と語った。北京大学環境学院の蘇芸教授が率いるチームはクブチ砂漠で調査を行った。蘇教授は、「GDPの計算方法を踏襲するならば、億利資源集団が20数年間に渡り、クブチ砂漠の約5000平方kmの緑化に投じた資金は23億3400万元に達し、割に合わない投資とされる。しかし生態供給・生態調節・生態文化・生態支援などの価値から科学的・系統的・量的な評価を行った場合、クブチ砂漠の生態系サービス価値は、20年前のマイナス成長から現在の300億元以上に増加したとされる。しかもこれには、大規模の土地改良や炭素隔離などの価値は含まれない」と分析した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年2月28日

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