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中国のホストIP 米国からコントロールされる

 中国国家インターネット緊急センター(CNCERT)が27日に発表したデータによると、2013年5月に中国大陸部の162万のホストIPがトロイの木馬やボットネットによるコントロールを受けた。そのうち米国の制御サーバーは中国大陸部の71万4000のホストIPをコントロールしていた。中国新聞社が伝えた。

 いわゆるボットネットとは、ネット上でハッカーにコントロールされたコンピュータを指し、大規模なサイバー攻撃に利用されやすい。ハッカーはこれらのコンピュータに保存されている情報をコントロールできる。

 CNCERTによると、海外のトロイの木馬やボンネットの制御サーバーは、主に米国、香港、韓国に分布している。米国の制御サーバーがコントロールしている中国大陸部のホストIPの数は最多で、2位がポルトガル(52万4000)、3位が香港(15万5000)となった。

 ボットネットの他に、中国大陸部のコンピュータはバックドアのリスクに直面している。5月は海外の4107のIPアドレスがバックドアにより、中国大陸部の7612サイトをコントロールした。海外IPアドレスの位置は、米国、インドネシア、香港などの国と地域が中心だった。

 CNCERTの「2012年中国インターネットセキュリティ情勢要約」によると、中国が直面している海外からのサイバー攻撃の脅威は依然として深刻で、制御サーバー数、中国大陸部のコントロールされているコンピュータの数、フィッシングサイトの委託先を見ると、いずれも米国が1位となった。サイバー攻撃のうち、金融・銀行・工業への攻撃の増加率が最も高い。

 報道によると、米国のPRISMプログラムを暴露したスノーデン氏は香港を離れる前に、「米国政府は中国のEC企業と清華大学のネットワークに侵入し、ユーザーの携帯電話のショートメールやその他の情報を監視した」と語った。

 中国外交部の華春瑩報道官は数日前の記者会見で、「中国側はこれを極めて重視している。これは中国がサイバー攻撃の被害者であることを裏付けてもいる」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年6月28日

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