スパコンの活用 作物の収穫状況を事前予測
日本のある研究チームは、スパコンを使い世界のイネと小麦の収穫状況を3カ月前に予測し、世界食糧計画などに事前対策を提供しようと試みている。同技術の予測の精度は現時点では約30%だが、研究者は参考データを揃えることでこの精度を高めることに期待している。新華社が伝えた。
農業環境技術研究所は1982年から2006年までの、世界の穀物収穫量などに関するデータを有している。同研究所の研究員である飯泉仁之直氏が率いる研究チームは、日本が気候変化の予測に用いているスパコン「地球シミュレータ」、収穫3カ月前の気候予想データを利用し、目標区域の気温と土壌の水分などを推算し、某地区の作物の収穫量を予測しようと試みている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月23日