秒速1兆回の高性能コンピュータに独自開発のチップ
独自設計した中国初の「竜芯3B」8コアプロセッサを採用した高性能コンピュータ「KD-90」がこのほど専門家グループの鑑定を通過した。「KD-90」は中国科学アカデミーと北京市がリードして設立したハイテク企業である竜芯中科が開発した8コアの3B1500プロセッサ10点を集成したもので、計算能力は理論値で毎秒1兆回に達する。高性能コンピュータでの同チップの採用は初めてとなる。
「竜芯3B」の開発成功で、スーパーコンピュータの小型化の可能性が出てきた。「KD-90」のマシンは電子レンジと同じぐらいの大きさで、普通のテーブルの上に置くことができ、一代前の高性能コンピュータに比べて体積が5分の4に縮小されている。スーパーコンピュータの小型化ではエネルギー消費も引下げ、「KD-90」のエネルギー消費は900ワット以下と62%低下している。北京日報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年1月5日