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インフルエンザウイルス 発光で追跡が可能に

 中国科学院広州生物医薬・健康研究院が明らかにしたところによると、中国の科学者はこのほど、世界に先駆けてルシフェラーゼ(発光物質)を持つ追跡可能な遺伝子組み換えインフルエンザウイルス「IAV―luc」を開発した。これによりインフルエンザウイルスの人体への感染状況を明確に反映することができ、いわばインフルエンザウイルスに「ロケーション追跡機能」を取り付けたことになる。同研究成果はこのほど、「ネイチャー・コミュニケーションズ」のウェブ版に掲載された。人民日報が伝えた。

 広州医科大学と中国科学院広州生物医薬・健康研究院は呼吸疾病国家重点実験室を共同設立し、「IAV―luc」を開発した。この「蛍光インフルエンザウイルス」をマウスに感染させると、特殊な画像生成器によりウイルスに感染した部位の発光を確認できる。研究者は生きた動物(マウスなど)の肺の発光を確認することで、ウイルス感染状況をリアルタイムで調べることができ、同じ動物の体内のウイルス感染に対して持続的かつリアルタイムのモニタリングを実現できる。この方法は、シンプルな操作、分かりやすい結果、高感度などの特長を持つ。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月18日

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