米国のある美術館がこのほど、同館所蔵のピカソの早期作品の中に隠された男性の肖像画を発見したと明らかにした。
2008年に科学者が赤外線装置を使ってピカソの作品「青い部屋」をスキャンしたところ、絵の下にネクタイを結んだ男性の肖像画があるのを発見した。「青い部屋」は1901年に描かれた作品で、画面に描かれた女性の入浴姿に合わない筆のタッチに専門家が疑問を抱き、絵の下の肖像画が発見された。
現在専門家を悩ませているのは、この男性の正体だ。作者の自画像である可能性も否定できないという。同作品は現在、韓国で展示されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月19日