香港銅鑼湾(コーズウェイベイ)の店主はW杯の雰囲気を盛り上げるため、キャプテン翼の像を街頭に設置した。北京では少し前、100体のドラえもんがショッピングセンターに登場し、市民から好評を博した。国際商報が伝えた。
50億部の販売部数を誇るマンガは、日本の出版業の支柱になっており、全世界のテレビ・映画・ゲーム・玩具業界を支配した。日本のマンガはいかにして、ニッチ製品から世界のメディアを跨ぐベストセラー商品になったのだろうか?
日本において、マンガは印刷物の3分の1の量を占めており、50億部の販売部数により出版業の支柱になっている。しかし日本のマンガは出版業のエースとしての地位に満足せず、全世界のテレビ・映画・ゲーム・玩具業界を席巻している。
日本のマンガやアニメのビジネスを手がけるVIZ Mediaヨーロッパの成田兵衛社長は、日本のマンガの成功は、メディアを跨ぐビジネスモデルにあると指摘した。成田社長は第3回中国(北京)国際サービス貿易交易会で、ポケットモンスターを例とし、「ポケモンはもともとゲームのキャラクターだったが、企業はカードゲーム、アニメ、マンガ、関連商品を利用しPRした」と説明した。
また日本のマンガ産業は、海外市場へのPRを非常に重視している。成田社長は、「PRする上で、ターゲットとなる都市と国を理解する必要がある。国と都市の文化に対する理解は異なり、興味の対象も異なっている。ゆえにその場所に合わせた製品を作る必要が出てくる。これは企業のPR戦略だ」と語った。
小学館アジアの加治屋文祥社長は、「欧米市場では、ディズニーのような大企業と協力する。ディズニーは米国で発行する日本のテレビ番組を決定する権限を持つからだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月17日