北京のセブン-イレブン紫方園店で、プラスチックのケースとラップで包装された新鮮な野菜や果物が棚に並べられた。同店の店員は記者に対して、「セブン-イレブンは6月上旬より旬の野菜と果物の販売を試験的に開始した。北京では現在、6店のみが同サービスを提供している」と語った。国際商報が伝えた。
セブン-イレブンの店内では、「旬の野菜が発売!便利なサービスをご提供します」というキャッチフレーズが掲げられていた。人参は3本入りで4元(約65円)、ニンニクの芽は一束4元弱、リンゴは2つで8元(約130円)、さくらんぼは250グラム15元(約245円)だった。
店内で買い物中の女性客は、「この価格なら受け入れられる。新鮮な野菜と果物が並べられ興味深い。セブン-イレブンで調理されていない野菜を見るのは初めてで、周辺住民と会社員にとっては便利になるだろう」と語った。
同店の店員は、「旬の野菜と果物を販売するかは、店舗の所在地と顧客の消費水準によって決まる。オフィスビルに入居している店舗ならば、これらを販売することはない。現在同サービスを提供している6店は、住民の集まる高級団地内に位置している」と説明した。
セブン-イレブンで販売される野菜と果物は、1日1回入れ替えられる。果物は北京大洋路市場から供給され、野菜の包装には「緑環園」のシールが貼られている。緑環園野菜農園は北京市の南西の郊外、永定河の東側に位置する。同農園は「都会人の果物と野菜の専門家」として位置付けられている。同農場が生産する無公害の果物、野菜、ナッツ類は主に北京市内のイトーヨーカドー、ロータス、北辰ショッピングセンターなどの高級スーパーに供給されており、食品専門ECサイト「順豊優選」でも取り扱われている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月16日