鈴木忠志氏 |
世界を代表する日本人演出家・鈴木忠志氏が、作品2本を携え、「第6回シアター・オリンピックス」に参加するため、北京を訪れている。鈴木氏は12日午後、北京人芸実験劇場において総合演劇教室を開催、北京演劇界の関係者にとって貴重な学びの場となった。北京青年報が伝えた。
鈴木氏は、「私が率いるカンパニーの団員は、中国、米国、日本、韓国などさまざまな国から来ており、まるでAPECのようだ」と冗談交じりに話した。世界中から注目を集める氏のトレーニング・メソッドについて、「私から言わせれば、演劇でマイクを使うのは本物ではない。演技者は、自分の身体を使って声を発しなければならない。自分で主張すべきものを持っている女性の声は、例外なく力強い。女性に柔らかさや穏やかさを求めるのは、男性社会における女性に対する蔑視である。これが私の哲学だ」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月13日