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上海清算所が外為取引CCP業務 第三者として保障

人民網日本語版 2014年11月03日13:15

上海清算所は今月3日から人民元と外国為替との取引におけるセントラル・カウンタパーティ(CCP)業務をうち出す予定で、第1期外貨取引CCP業務対象会員として25の金融機関が選ばれた。これは中国における金融取引市場外での金融派生商品(デリバティブ)集中清算メカニズム構築プロセスにおける新たな措置の一つであり、銀行間外為市場の発展にプラスになるだけでなく、上海市の人民元の価格設定センターや清算センターの構築にもプラスになる。

このたびうち出される外為CCP業務には、外為スポット取引商品、外為フォワード取引商品、外為スワップ取引商品の3種類があり、ほとんどの銀行間外為市場の取引をカバーする。清算可能なスポット取引の種類は、米ドル対人民元、ユーロ対人民元、日本円対人民元、英ポンド対人民元、香港ドル対人民元、オーストラリアドル対人民元の6つ。米ドル対人民元のフォワード取引およびスワップ取引の清算可能な期限がこれまでの1カ月から1年間に大幅拡大されるほか、清算参加機関も8から20に拡大される。

外為デリバティブ市場は、中国で取引量が最も多い金融派生商品に発展した。「中国国際収支報告」によると、2013年銀行間外為市場の取引規模は7兆5千億ドル(1ドルは約112円)に上った。このうち外為フォワード、外為スワップ、通貨スワップ、外為オプションを含む外為デリバティブ商品の総取引金額は3兆4千億ドルだった。外為市場は取引量が非常に多く、参加者も多く、外為取引を手がけるにはさまざまなリスクに直面しなければならない。CCP方式により、保証金やリスク準備金の設定など複数のリスク準備資源が導入され、系統的なリスク対応力が全面的に引き上げられている。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年11月3日

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