北京でアジア太平洋経済協力(APEC)会議非公式首脳会議が開幕した10日夜、歓迎パーティが北京国家水泳センター(ウォーターキューブ)で開催。各エコノミーの首脳は中国スタイルの衣装を着用して参加し、熱烈な歓迎を受けた。人民日報海外版が報じた。
各エコノミーの首脳のために準備された衣装は、中国の新たなイメージを反映した中国式。「中国」、「礼儀」、「新」の3拍子が揃っている。
●男性首脳:詰襟、開襟、ラグランスリーブで、宋錦を素材にした万字紋(まんじもん)入り、海水江崖模様になっている。
●女性首脳:詰襟、開襟、ラグランスリーブで、双宮繻子を素材にし、海水江崖模様の上着。
●首脳夫人:開襟、ラグランスリーブの上着で、インナーは詰襟のチャイナドレス。
●デザイン:衣装に採用されている「海水江崖模様」には、APEC に参加する21のエコノミーが、互いに依存し、守りあうという意味が込められている。
●素材:中国三大錦の1つ「宋錦」は指導者用衣装に用いられる主要素材。
今回の会議では、首脳や首脳夫人が、さまざまな種類、色の服を自由に選べるようになっている。うち、男性首脳には4種類5色、女性首脳には1種類2色、首脳夫人には上着とインナー4種類4色が、それぞれ準備されている。また、気温が下がるこの時期の北京の状況を考え、屋外で活動する時のために、男性用のマフラーと女性用のストールも準備されている。
その他、各種カバーなども中国色が濃いいデザインとなっている。例えば、衣装カバーは、シルクコットンを素材にし、2014年APEC会議と刺繍されているほか、一字型チャイナボタンが採用されている。また、アクセサリーのカバーにも祥雲模様が採用されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月11日