台湾の列車内も通勤時間は混雑しているが、親切な台湾の乗客は優先席を避けて立っている。
台湾地区の公共交通機関では、妊婦や高齢者に席を譲るというのがごく自然なことだが、あるネットユーザーは、「日本で電車に乗り、妊婦に席を譲ろうとしたら、相手がとても困惑していた」と戸惑いを綴っている。中国新聞網が報じた。
同ネットユーザーによると、最近、京都で電車に乗った時に妊婦を見かけ、親切心から席を譲った。ところが、その妊婦はとても困惑した様子で、目をそらした。さらに、その妊婦は友人らと、変な人を見るかのような目でそのネットユーザーを見ていたという。
同ネットユーザーは、「日本の妊婦は、普通の若い女性と同じような服装で、出産間近の妊婦でさえ外を歩き回っており、台湾の妊婦と比べると、一人で何でもする」と観察している。
他のネットユーザーも、「『妊婦が子供を産むというのは自分とは関係がなく、子供を産むなら責任を負わなければならない。外でも他人に迷惑をかけてはならず、席を譲ってほしいなど考えてもならない』というのが日本人の意識」、「台湾の女性は、妊娠すると両親ら周囲の人から手厚く世話を受け、『特権』を得ているかのように勘違いしてしまう」、「日本では高齢者に席を譲ると、申し訳なく感じるほどお辞儀してお礼を言われる」、「日本では、妊婦や子供に対する関心がとても薄く、学ぶべきことはない」などの声が上がっている。
「人民網日本語版」2015年11月9日