メディアスタジオ「復興路上スタジオ」がこのほど、「第13次五カ年計画」について英語で歌いながら紹介するミュージックビデオを公開した。動画では、ロックスター風のいでたちをした4人のキャラクターが、カントリーミュージックに乗せて中国の第13次五カ年計画を分かりやすく軽快に紹介、堅苦しい政治の宣伝方式を一新し、国内外のネットユーザーから注目を集めている。中国新聞網が伝えた。
北京では現在、第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が開かれている。第13次五カ年計画の審議は最も注目を集める議題の一つだ。計画の発表を前に、復興路上スタジオが27日、第13次五カ年計画について英語で紹介するミュージックビデオを打ち出した。動画は、「高大上(高級・高品格・上等)」な政府の視点からではなく、ごく普通の外国人の会話を通じて、外国人が感じる疑問に答えている。
ある外国人ネットユーザーはこの動画について、「十三五(シーサンウー)、十三五、頭の中で十三五がリピートしている。まさに神曲」とコメントを寄せた。確かに耳に残るメロディーで、3分あまりの曲の中で、「十三五」という歌詞が28回も出てくる。
この動画は、外国人にも理解しやすいよう、様々な工夫が凝らされている。男女の対話形式を取り入れつつ、「十三五」とは何か、誰が制定するのか、どのように実施され、改善されるのかなどを、ユーモア交じりに分かりやすく説明している。例えば、「これ(十三五)は大ごとだ」「どれくらい大きいの?」「中国と同じくらい?そりゃすごい」といった具合だ。
アップテンポで聴きやすい曲のため、十三五が題名になければ政治のことを歌っている曲とは思わないだろう。