スマート化の時代、ロボットはますます多くの分野で体力や知力を使う活動から人間を開放している。文章を書くことも例外ではない。中国の新華社はこのほど、ロボットに原稿を書かせるプロジェクトをうち出した。新華網が伝えた。
「快筆小新」という名前のこの執筆ロボットがどのような原稿を書いているかといえば、現在は新華社のスポーツ部と経済情報部、中国証券報で働き、スポーツの試合について伝える中国語と英語の原稿や、金融経済情報の原稿などを書いている。
中国証券網の李蔚コンテンツ総監は、「過去数カ月間のテストでは、短い報告文から始まり、ひとまとまりの企業の決算報告、速報へと進み、『快筆小新』はますます賢くなり、市場の様子を伝える文章がどんどん上手になっていった」と話す。
新華社スポーツ部出稿センターの周傑センター長は、「記者がこのようなニュース原稿を書くには少なくとも10分かかり、時には数字を見間違えることもある。『快筆小新』は数分でたくさんの記事を書くことができ、間違えることはほとんどない。こうして記者は基礎的で煩瑣な作業から開放され、より多くの時間を原稿の取材と執筆に費やし、原稿の質を高めることができるようになる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月7日