中国科学院瀋陽自動化研究所が開発した水中ロボット「海斗」が、中国初の1万メートル級深淵科学観測航海で初めて活用され、中国の水中ロボットとしては最大の潜水・作業水深記録を樹立した。「海斗」にはどのようなコア技術があるのだろうか?海上試験はどのようにして行われたのだろうか?同研究所の所長補佐、水中ロボット研究室長の李碩氏と副研究員の唐元貴氏が取材に応じ、「海斗」に関する重要なデータを紹介してくれた。新華網が伝えた。
「海斗」は長さ85センチ、幅40センチ、高さ120センチで、重さは260キロ。オレンジと黄色の中間色の塗装により、楕円形の「海斗」は見た感じはまるで一粒のカプセル剤のようだ。
今回の潜水で、「海斗」は9000メートル級(9827メートルと9740メートル)、1万メートル級(1万310メートルと1万767メートル)の深淵垂直断面の水温・塩分・水深データをそれぞれ2本ずつ入手した。深淵の水塊の特徴の空間的変化の法則、深淵底層の海流構造の研究、および1万メートル級有人・無人潜水艇の設計に貴重な基礎的資料をもたらした。
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