今回の五輪では中国から来た「ロボット記者」が大活躍している。このロボットは驚異的なスピードで原稿を書き上げることができるのだ。試合終了からわずか2秒後、このロボットが書いた速報がウェブサイトにアップされた。五輪期間中、このロボット記者は合計450本以上の記事を作成し、その記事1本あたりのアクセス件数が最多で11万回に達した。北京日報が伝えた。
北京大学とポータルサイトの今日頭条が共同開発したこのロボット記者の名称は「Xiaomingbot」で、中国初の五輪の報道が可能な人工知能ロボットだ。北京大学の万小軍教授のチームが長文生成技術の開発を担当し、今日頭条頭条実験室がニュース速報生成技術の開発とオンラインシステムの開発・統合を担当した。
ではこのロボットが、記者たちの職を奪ってしまうようなことはあるだろうか?開発者によると、原稿作成ロボットは記者の良き助手となるだろうということだ。今後、重要ニュースは記者が取材した上で作成し、データに基づき作成する大量の原稿はロボットに任せることができる。こうすれば記者が作成できる原稿量が増え、ペースも上がる。さらにメディアは多くの時間と運営コストを節約できる。
ロボット記者の原稿作成方法は、すでに論文という形式で自然言語処理のトップクラスの国際会議で発表されており、特許出願も済ませているという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月23日
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