学校側は、学生が個人的に寮のベッドをまた貸しすることを禁じている。北京師範大学「学生寮規則」では、「入寮している学生は、学生寮サービスセンターが統一手配した部屋割とベッド割当に基づき、寮生活を行わなければならない。学生寮に寮生以外の人間を宿泊させてはならない」と規定されている。
ある大学3年生は、「学校側の態度はとても明確だが、この問題を根絶することは難しい。その理由のひとつは、北京・上海・広州など一線都市の大学を受験したい人が膨大な数に上り、学生寮は宿泊費が格段に安いうえに、大学寮には使っていないベッドが必ずあるからだ。2つ目の理由として、大学側が寮のチェックを常態化させることがとても難しいことが挙げられる」と話した。
教育部(省)国家教育発展研究センター高等教育研究室の馬陸亭・室長は、次の通りコメントした。
「流れは詰まるより良くした方がよい。大学も適度に開放されるべきだ。大学の資源を適宜開放することにより、大学の社会的機能がより良く発揮される。学校運営に支障が起きない限り、大学院受験生や専門職学位課程生など必要に迫られた人だけではなく、一般市民も、短期間学生寮に寝泊りしてキャンパス生活を体験してみてもよい。キャンパスの素敵な雰囲気は、彼らの気質を磨く上で有利に働く。また、社会にとってもプラスの作用を果たすであろう」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月2日
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