中国大学統一入学試験(通称「高考」)が6月に終わり、現在、合格者の決定作業が進められており、各大学が合格通知書を郵送し始めている。合格通知書は、単なる「入学証明」ではなく、大学と学生の「初対面」でもあり、学生や保護者らが首を長くして待っている。合格通知書のデザインも年々バラエティに富むようになっており、大学が文化的センスや自校の特色を表現するアイテムともなっている。広州日報が報じた。
レトロ派
中国人民大学(北京)の合格通知書は、レトロな字体で表紙に「合格通知書」と書かれ、マグネットで封がされている。金粉紙を内ページに用い、「江山社稷図」を背景とした「中国らしさ」たっぷりの合格通知書となっている。
中国伝媒大学の合格通知書のデザインは、中国風のグリーティングカードのようで、中国で慶事に好んで使われる赤をメインカラーにしている。箔置きの技術を使い、祥雲紋や如意紋、海水紅崖暗紋など、縁起の良い模様を入れ、中国らしい仕上がりとなっている。
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