同記念館を訪れた外国人来場者の中で日本人は常にトップに立っている。いくつかの日本の民間組織は31年連続で同記念館を訪れ、犠牲者の追悼を行っている。彼らの大半は60-70歳の白髪をたくわえた高齢者で、その多くが戦争体験者だ。同記念館を訪れた日本人について、同記念館秘書の芦鵬さんは、「50-60歳の人はまだ『若い人』に入る。日本人の来場者の大多数が70-80歳だ」という印象だとした。それと比較すると、中国人の来場者の平均年齢はかなり若い。2016年、同記念館が来場者5500人を対象に行ったアンケートによると、中国人の来場者の平均年齢は28歳。30歳以下が全体の71%を占め、うち、73%が大学生もしくはそれ以上の学歴だった。
南京で生活して11年になる日本語教師は取材に対して、「中国と日本の一部の若者からすると、歴史と戦争は一本の細い川のようなもの。川を隔てても相手に呼びかけながら交流ができる。しかし、その水に浸かって歴史や戦争にこだわってしまえば、全員が歴史や戦争に縛り付けられるようになってしまう」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年1月19日
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