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冬の日本ドラマ総ざらい 「キャスト」プラス「高い実用性」(一) (3)

人民網日本語版 2017年02月07日14:53

B職場の秘伝:

職場も世間も同じ、エリート街道まっしぐらの彼らから人生のヒントを得る

職場とエリート文化について描いた職場ドラマは、日本ドラマになくてはならないものだ。これまでの職場のヒーローをめぐるストーリーと異なり、今冬のドラマは職場のブラックな一面について描かれている。

「A LIFE~愛しき人~」

職場担当講師:木村拓哉、松山ケンイチ

これまでにさまざまな職場のエリートを演じてきた木村拓哉が、今回の新ドラマ「A LIFE~愛しき人~」では、初めて外科医に扮する。ドラマの中で木村は、海外で研鑽を積んで帰国、病院内の血なまぐさい争いの渦の中にいても、患者のケアに全力を尽くすという初心を決して忘れず、全身全霊を込めて職務を全うする青年医師・沖田一光を演じている。

男性主人公が利権集団とどのように闘っていくかと同時に、このドラマでは医療システムの裏側に隠された影の争いをも暴露している。病院という職場には、「型にはまったタイプの従業員」が数多く登場する。例えば、論文執筆を頼みの綱として出世を狙う青年医師(松山ケンイチ)、野心と権利獲得を最優先とする副院長(浅野忠信)、プライドが異様に高いオペナース(木村文乃)、権力者の間でうまく世渡りする顧問弁護士(菜々緒)など。だが、当然のことながら、能力と人徳を兼ね備えた主人公と比べると、彼らにはいずれも、職場で生き延びる上で障害となる欠点がある。「キムタクスタイル」は、地味で堅実ではあるが、彼が備えた正しい三観(人生観・世界観・価値観)は職場の新人にとって学ぶべき点は多いといえる。


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