「春節の真の姿」、ビッグデータが復元 中国人はどんなドラマを観た？ (2)

〇CCTV「春晩」が天下を制する すぐあとに続いた遼寧「春晩」

大晦日、家族と一緒に食事を食べ、春晩（春節＜旧正月＞を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当）を観る。これが昔からの伝統的な春節の過ごし方だった。優酷ビッグデータによると、春節連休中に若年カップルが最も好んで観たテレビ番組は順に、CCTV（中央テレビ）春晩、遼寧春晩、北京春晩だった。大晦日の午後8時から旧暦元日の午後8時まで24時間の視聴数ランキングのうち、大晦日午後10時以降は、CCTV春晩がトップに立った。だが、大晦日午後8時から9時の時間帯については、遼寧春晩が首位に躍り出た。

CCTV春晩のうち、最も人気が高かったコーナーは、沈騰と艾倫のコント「一箇女婿半箇児」で、視聴回数は693万回に達した。陳偉霆と鹿■（■は日へんに含）によるデュエット「あなたを1万年愛します」がこれに続いた。

〇どこへ出かけた？

海外旅行ブーム続く 国内旅行は手っ取り早さが魅力

春節旅行に関する飛猪ビッグデータによると、海外旅行に出かけた人の多くは、「グループ旅行」のスタイルを選び、「3-4人でいっしょに旅行した」人が全体の85％を占めた。一方、国内旅行をした人は、「単独行動」がお気に入りで、「1人または2人で旅行した」が78％だった。