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日本の「初詣」、神聖な雰囲気とお祭り気分がコラボ (2)

人民網日本語版 2017年02月15日16:18

「初詣はどこへ行く?」というのが、お正月近くになると日本では毎年話題となる。日本のメディアが毎年まとめている初詣人気ランキングを見ると、近年、人気トップ3に入っているのは、明治神宮、千葉県の成田山新勝寺、神奈川県の川崎大社。その他、東京の浅草寺、神奈川県の鶴岡八幡宮、京都の伏見稲荷大社、名古屋の熱田神宮、大阪の住吉大社なども人気だ。

では、神社とお寺どちらがいいのだろう?近くの神社で祈願すればいいのだろうか?それとも名所にいったほうがいいのだろうか?実際、日本人の多くは初詣に関するメディアの報道をあまり気にしておらず、決まった神や宗教も特にない。日本人にとって初詣は、心理的な「自己満足」のためのようにも見える。ある特定の場所で、参拜して祈願を行って、心の中にあるちょっとした願いを満たそうとしているのではないだろうか。

世俗化された楽しみ

中国文化の影響を深く受けている日本だが、西洋の慣例に合わせて1月1日に新年を迎え、中国のように旧正月である春節を祝うことはない。これは、約150年に日本でアジアを離れ、ヨーロッパ諸国の仲間入りを目指す「脱亜入欧」の風潮が広まったことと関係がある。明治維新以前、日本でも中国と同じ旧暦に基づいて春節が祝われていた。しかし、西洋化が一気に進み、1872年、日本は旧暦(太陰太陽暦)から新暦(グレゴリオ暦)への改暦を行った。そして、東洋の多くの国のように旧暦の1月1日を新年とするのではなく、西洋諸国と同じ新暦の1月1日を新年として祝うようになった。それでも、日本人のお正月の過ごし方は、西洋のようにカーニバル化することはなかった。日本の法律は、12月29日から1月3日を休日と定めている。日本人もお正月はゆっくりと骨休めすることができるのだ。そのため、初詣の日もイライラすることなく、ゆとりある気持ちで楽しく過ごせる。


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