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日本の「初詣」、神聖な雰囲気とお祭り気分がコラボ (3)

人民網日本語版 2017年02月15日16:18

神聖な初詣が終わり、神社やお寺を出ると、お祭りの始まりだ。お正月中は、多くの店が休みとなる一方、初詣客が訪れる神社やお寺の近くにある商店街では、たこ焼きや綿あめ、お守り、金魚すくいなどの屋台が並び、縁日のようなにぎやかな雰囲気に包まれる。その他、初詣客は神社の拝殿の前で鈴を鳴らして、お賽銭を投じたり、おみくじをしたり、手のひらサイズの「絵馬」を買って願い事を書き、絵馬掛に掛けたりする。このように世俗化した楽しみと、神社・お寺が違和感なく共存している。

実際には、日本人にとって、遠い将来の幸運よりも今の楽しみのほうが価値があるのかもしれない。初詣は元々、「年籠り」(としこもり、としごもり)と呼ばれ、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠るという習慣だった。それが、明治時代中期になり、鉄道の発展と関わりながら「初詣」として成立したと言われている。そして、伝統と娯楽、商業が一体となり、国民の伝統行事として普及するようになった。

まず神聖な儀式を行い、それから楽しくお祭り気分を楽しむという初詣は、日本人が望む人生を凝縮しているかのようだ。長蛇の列を作る初詣客にあふれる「幸福感」には強い印象を受ける。どんなに長い時間並ばなければならないとしても、ほとんどの人がイライラすることもなく、自分なりに「巡礼者」として欲求を満たそうとするその日本人の姿に、日本式の「カーニバル」を見ることができる。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年2月15日


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