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日本の「初詣」、神聖な雰囲気とお祭り気分がコラボ

人民網日本語版 2017年02月15日16:18

多くの日本人にとって、一年の始まりは「初詣」から。日本では、お正月に神社やお寺にお参りして、新年の無事と平安を祈願したりすると、1年が良い年になると信じられている。お正月になると、神社などは初詣客で大賑わいになる。日本らしさあふれるこの新年の行事は、東洋の神聖なムードを漂わせていると同時に、お祭りのように賑わう一面も見せている。初詣は、新年を飾る日本の風物詩なのだ。(文:呉宇楨。文匯報掲載)

にぎやかな国民的儀式

大人しい性格の日本人も、好奇心からやって来る外国人も、初詣の時には活気に満ち、大賑わいとなる。多くの人は大晦日の夜に神社やお寺にやって来て、年越しを待つ。老若男女問わず、家族や友人とやって来て、格好も着物を着ている人やラフな服装の人もおり、みんな楽しそうに笑顔で過ごす。初詣の時は、真っ暗な冬の夜空の下で、大勢の人でごった返し、身動きもなかなか取れないが、それでもイライラしたり、文句を言ったりする人はほとんどおらず、人々の目はキラキラと輝いている。1年の最後の日に、人々は、スーツを着て過ごす普段のストレスに満ちた社会と忙しい生活から完全に解放され、その姿は活気に満ち生き生きとしている。秩序を非常に重んじ、静かな日本では、これはあまり見ることのできないにぎわいで、日本の違った一面だといえる。初詣の魅力は、そこに詰まった東洋の神聖なムードにある。東京原宿付近にある明治神宮は、初詣人気ナンバー1の神社。初詣客は毎年平均300万人以上に達する。初詣の日になると、大勢の人が押し寄せ、入口となる厳かな雰囲気漂う大鳥居をくぐる。木製の鳥居は神域と人間が住む俗界を区画するものとされている。新年の願い事をする前に、必ず前年の感謝をしなければならない。初詣客はまず本殿の右側にある木の小屋「古神符納所」に行き、前の年に買ったお守りやお札を返納し、手を合わせて1年の感謝をする。次に本殿で拝礼する前に、手水舎でお清めをする。やリ方は、柄杓で水をすくい左手を洗い、次に右手を洗い、もう一度柄杓を持ち替え左手で水を受けてそのまま口をすすぐ。その後本殿に行き、「二拝二拍手一拝」する。そのやり方は、 まず、腰を90度に折り、2度頭を下げ、次に両手を胸の前で2回拍手してお祈りし、最後に1回頭を下げる。お寺の場合は、拍手ではなく合掌する。


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