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大阪で32年暮らし針灸院経営する重慶出身の唐永茜さん (3)

人民網日本語版 2017年02月16日11:12

医師としてのモラルは技術より大切

2008年に四川大地震が発生し、唐さんは四川を訪問。被災地に100万円を寄付した。また、11年に東日本大地震が発生した時も、被災地を訪問し、50万円を寄付しただけでなく、募金活動も行った。当時、日本人は、「地震が発生してすぐに、中国人が来てくれた」と驚いていたという。被災地で、唐さんは地震で妻を亡くした男性に針灸を施した。突然災難に遭い、その男性は血圧が急上昇し、薬を飲んでも下がらない状態だった。しかし、唐さんがその男性に数日にわたって針灸治療を行うと、血圧が下がり、安定したという。その男性は、「こんな細い針で治るとはとても不思議。中国の針灸は本当にすごい」と目を丸くしていたという。

現在、唐さんと妹、弟が日本に定住している。弟の唐永照さんも医学を学んでおり、博士課程修了後、奈良大学で遺伝・遺伝子の研究を行っているという。「重慶を忘れることはない。そこは私が生まれ、私を育ててくれた場所。今後も中日交流事業に一層取り組み、中日民間交流を促進したい」と唐さん。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年2月16日


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