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中国の詩・詞が浸透する日本文化 にわかな「漢詩ブーム」 (2)

人民網日本語版 2017年02月22日15:38

小学校で学び 大学受験でも出題される漢文

日本の学校教育は漢詩の学習を非常に重視している。漢文や漢詩、日本の俳句、和歌などの古典文学は、国語教育で非常に重視されている。

11年4月から、文部科学省が「学習指導要領」を改訂したのに伴い、小学校でも古典文学を学ぶようになった。低学年では、伝説や神話などを学び、中学年では、簡単な短歌や俳句、慣用句、故事成語を学び、高学年では古文や漢文を学ぶ。

日本の漢詩教育は節をつけて朗読することを非常に重視し、漢詩の節の美しさが強調されている。和歌教室や漢詩教室は東京にもたくさんあり、小学校では漢詩は学ばないものの、多くの小学生もそこで漢詩を習っている。日本の小学校は下校時間が中国よりも早く、漢詩や和歌を朗読するクラブを開設して、関心のある小学生が学べるようにしている学校もある。

日本の大学受験でも漢文や漢詩の問題が出題されることがある。例えば、東京大学の16年の入学試験では、文科類と理科類の国語の試験で、蘇軾の漢文「寓居定恵院之東、雑花満、有海棠一株、土人不知貴也(仮住まいは定恵院の東、野生の花々が山に満ち、カイドウ《バラ科》が一株あり、土地の人はその美しさを分かっていない)」が出題された。

このように、日本の名門大学に合格したいなら、文系だろうが理系だろうが、漢文や漢詩を絶対に攻略しておかなければならない。


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