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中国観光業、「出国・入国ダブル成長」の傾向 (2)

人民網日本語版 2017年03月06日10:03

携程旅遊網の2016年訪中観光客の統計データによると、外国人観光客の観光都市トップ10は順に、上海、北京、廈門(アモイ)、広州、成都、杭州、青島、深セン、南京、西安だった。韓国、日本、タイの観光客は、とりわけ、上海・北京・成都の3都市を観光旅行の第一選択肢としている。マレーシアやシンガポールからの観光客は、広州とアモイの2都市を訪れる傾向が高い。外国人観光客の間で最も人気が高い旅行先トップ3都市は、北京・上海・西安で、うち、「北京は必ず訪れる」という人は54.3%、「上海を訪れる」人は14.5%、「西安を訪れる」人は9.2%だった。このほかランキング上位に入った都市のうち、中部地区で人気が高かったのは成都・桂林・麗江、南部地区で人気が高かったのは広州・アモイだった。

中国人による海外旅行がますますブームになるのと同様、外国人観光客の中国旅行熱も高まる一方だ。2016年は2015年と比べると、高速鉄道を利用する外国人観光客の数が増え、2015年には18%だったのが、2016年には39.2%まで上昇した。一方、空の旅を選ぶ外国人観光客の割合は20ポイント低下した。また、外国人観光客の宿泊に関するニーズにも変化が生じている。2015年と比べ、外国人観光客が高級ホテルでの宿泊を希望する割合は4ポイント低下した一方、特色ある名門旅館や小型旅館のニーズは7.2ポイント上昇、これらの宿泊施設に宿泊した外国人観光客(延べ人数)は178.6%増加した。より特色を備えた中国文化要素の強い旅館が、徐々に外国人観光客の間で注目され始めている。

統計データによると、2016年、携程の海外取引額は100億元に達し、うち20億元はインバウンド取引で、延べ300万人の外国人観光客を受け入れた。携程旅遊網の熊星・執行副総裁は、「我々の海外業務における各旅行提携パートナーとの企画や業務分担は、ほぼ3つの方向性と目標に分類できる」と語り、以下3点を取り上げた。

1)国家政策・観光政策に寄与し、中国観光業の国際影響力を高める。

2)観光アウトバウンドを促進し、インバウンドを大々的に発展させ、観光商品の輸出拡大を新たな外貨収入源とする。

3)観光による貧困扶助を目指す。革命聖地観光の発展を促し、革命聖地における貧困扶助問題を解決するよう尽力する。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月6日


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