中国国家海洋環境予報センターが15日に北京で発表した情報によると、中国国家海洋局が建設した南中国海区域津波警報センターが今年末までに業務化試験運行を展開する。中国新聞社が報じた。
統計によると、世界で起きる地震や津波の約80%が太平洋周辺の沿岸地域で発生している。南中国海区域の津波の防災能力を向上させるため、中国は同区域の津波警報・防災システムの構築を強く呼びかけている。2013年9月、太平洋津波警報・防災システム政府間協調グループ第25回大会で、中国国家海洋局津波警報センターが南中国海区域津波警報センターを建設することが認可された。
国家海洋環境予報センターの職員は、「南中国海区域の津波警報の職責を担うことは、中国が周辺との海洋協力を推進し、国際的責任と義務を果たし、世界の海洋ガバナンスに深くかかわるための重要な措置だ」としている。
南中国海周辺の各国は、データの共有を強化し、南中国海区域の津波警報・防災システムの構築をサポートするために、同区域の地震・津波コア観測網を構築することで合意している。中国が同区域の地震・水位データ共有プラットホームを建設し、各国にデータ共有サービスを提供することになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月16日
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