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1992年生まれは「ミドルエイジ・クライシス」?年齢区分にはばらつき (2)

人民網日本語版 2017年03月20日15:19

〇「青年」の年齢区分は国によってまちまち

ある専門家は、「国連総会が『青年』の年齢区分を15歳以上24歳以下と定義したのは、1985年に国連が『国際青年年』活動を展開したのがきっかけだった」と指摘した。

そして、「多くの国家が、青年の年齢区分を定めている。つまり、法に則り平等な待遇を受けることができる年齢を一般的に『成年年齢』と呼んでいる。多くの国家では、『成年年齢』を18歳以上としている。だが、社会・文化、制度、経済、政治などの要因が国によって違うことから、『成年』の実際的な定義やこの言葉に対する解釈には、国によって違いがある」としている。

たとえ、「青年」の年齢区分に入っていても、彼らが直面する社会・心理・健康上の問題は人によってさまざまだ。人間の平均寿命は、50年前にはわずか50歳だったが、1990年代には75歳まで延びた。今世紀初めの生命科学では、「遺伝子研究によると、人間は180歳まで生きることができる。今後50年以内に、平均寿命は100歳前後まで延びるだろう」という認識に達している。このように、これまでの単純な年齢区分は、もはや役に立たなくなっている。

〇中国の基準:「青年」は35歳以下

中国ではこれまでに、以下の年齢区分が設けられてきた。

・古代:「子供」は12歳までとし、12歳以上を「少年」と呼んだ。20歳に達すると「青年」とみなされるが、18歳以上を青年とする見方もある。30歳で「中年」となり、40歳で「壮年」とみなされる。そして50歳以上は「老年」と見なされる。

・1980年代:「子供」は18歳まで、「青年」は18歳から40歳、中年は「41歳から65歳」。また、「壮年期(41-48歳)」、「穏健期(49-55歳)」、「調整期(56-65歳)」、「老年期(66歳以降)」という分け方もあった。

現在:「青年」は、「18歳から34歳」、中年は「35歳から59歳」、老年は「60歳以上」と区分されている。

〇国際的な年齢区分

・1994年以前:「子供(0歳―6歳)」、「少年(7―17歳)」、青年(18歳―40歳)」。青年期は「思春期(18―28歳)」と「成熟期(29―40歳)」に分けられた。「中年(41―65歳)」、老年(66歳以上)。

・WHO(世界保健機関)による年齢区分:「青年」は44歳以下、「中年」は45歳から59歳、「准高齢者」は60歳から74歳、「高齢者」は75歳から89歳、「超高齢者」は90歳以上。この5段階区分によって、人間の老衰期は10年間延びた。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月20日


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