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外交部、中国の大気汚染が韓国や日本に拡散との見方には科学的論証が必要

人民網日本語版 2017年03月22日15:50

中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は21日の定例記者会見で、記者からの質問に答えた。

【記者】先ごろ、韓国や日本といった中国の周辺国家の国民が中国の大気汚染が彼らの国にまで拡散していることに対し、不満を表明しているが、これに対する中国側のコメントは?また中国側は関係諸国の政府とのコミュニケーションをとっているのか?

【華報道官】大気汚染問題は中国政府にとって目下、解決に向けて尽力している問題であることは間違いない。先ごろ閉幕したばかりの両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の李克強総理による記者会見においても、李総理がこの件に関する中国政府の立場について言及している。中国政府は、中国人がより多くの青空と新鮮な空気を1日も早く享受できるように力を尽くすことを決意し、断固とした決意で臨んでいく。しかし同時にこの問題の解決には一定のプロセスが必要となることもまた事実だ。

こうした中国の姿勢に言及した上で、華報道官は、「中国の大気汚染が周辺諸国に影響を与えているかという点については、科学的、専門的な研究による論証が必要となるだろう。中国の環境保護当局に直接取材することをお勧めする。私が知るかぎりでも、中国の環境保護当局は周辺諸国を含むその他の国々と緊密なコミュニケーションを保持しており、中国も環境保護分野において国際的な対話や協力を強化し、環境保護とガバナンスの点でより多くの、よりスピーディな進展を遂げることを希望している」とした。(編集TG)

「人民網日本語版」2017年3月22日

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