満州第731部隊本部旧跡。現時点で、世界戦争史上、最大規模の細菌遺跡で、人類にとって苦難の歴史の目撃証言であり、残酷な戦争が残した特殊な記憶となっている(資料提供:甘粛省博物館)。
「中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列展」が21日、甘粛省博物館で開幕した。開催期間を1ヶ月とする同展では、人体実験や細菌兵器開発など6分野24ユニットに分類された計500点余りの図表、歴史文書、口述史料などが展示されている。旧日本軍による細菌戦に関する数多くの罪証資料、歴史記録、口述史料によって、旧日本軍による細菌戦と731部隊の犯罪の史実を公にしている。中国新聞網が伝えた。
同展は、甘粛省博物館と黒竜江省ハルピン市にある中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列館との協力の下で開催された。開催の主旨は、旧日本軍が、中国侵略期に、ジュネーヴ議定書など国際法に違反し、731部隊を中心とした細菌戦システムを作り上げ、細菌兵器の製造開発、人体実験、生体解剖、動植物実験を秘密裏に推し進め、大規模な細菌戦を準備・実行し、多数の国家の国民に重大なる人的・経済的・精神的損害をもたらし、想像の域をはるかに超えた災難を世にもたらした事実を暴くことにある。
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