黒竜江省佳木斯(ジャムス)市の宋金和さん(70)はこれまで約40年、中国を侵略した旧日本軍の遺留品を集めることで、歴史の真相を明らかにし、旧日本軍の悪行を記録するために「一人で戦い」、後世に平和の力と勝利の信念を伝えるよう励んできた。新華社が報じた。
旧日本軍の行軍戦闘日記や裕仁天皇が中国を侵略した旧日本軍の梅野大佐に贈った位牌、旧日本軍が新四軍の兵士や罪のない中国人を殺害する写真のフィルムなど、日軍侵華罪証陳列館には、宋さんが収集した、歴史学界でも認められている物証が数多く陳列されている。
アムール川、ウスリー川、松花江が合流する三江平原に位置する佳木斯市は、当時早い時期に、旧日本軍に侵略された場所で、旧日本軍との戦いが14年間繰り広げられた。そして、1970年代の同市の遺品市場では、中国を侵略した旧日本軍が残した戦闘用ヘルメットやサバイバルナイフなどをたくさん見ることができた。
宋さんは、「初めは、後世に見せるために残しておこうと思っていたが、互いに関係性のある物品もたくさんあることに少しずつ気付いた。物品数点を並べると、旧日本軍が中国を侵略した歴史を復元することができる。あの歴史について知れば知るほど、旧日本軍の悪行の物証を探し続ける意欲に燃える」と、40年以上に渡り物証を収集して来た理由を話した。
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