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歯が抜ければ差し歯を入れる必要があるが、治療期間は半年以上必要となり、費用も高くつくので、敬遠されがちだ。北京工業大学で先日開かれた3Dプリント技術戦略シンポジウムでは、国家重点研究開発計画「3Dプリンターによる個性化差し歯の研究開発」を担当している北京大学口腔医学院の唐志輝教授が率いるチームが報告を行った。報告によると、将来的に、3Dプリンターで製作した差し歯は、装着手術による傷口をかなり小さくし、治療過程を簡略化することが可能だとしている。またその治療期間を1-2時間にまで短縮し、費用も半分節約にできるという。北京日報が伝えた。
唐教授のチームは現在、3Dプリンターによるカスタマイズ差し歯の研究開発を行っている。現時点でCTスキャンによる画像データ処理方法と差し歯の形状のデザインソフトを開発しており、差し歯の作成の精密度、生物力学、差し歯表面処理、差し歯と骨の結合率などの研究を展開している。既に臨床前の検査と動物実験を終えており、臨床研究の段階に入ろうとしている。
研究者によると、3Dプリンターによるカスタマイズ差し歯は、低侵襲抜歯、差し歯の植え込み、歯冠修復などの段階を経るだけで完了できる。治療時間は1-2時間で、歯科医による治療時間は30分のみ。費用も大幅に削減でき、8000元(1元は約16.12円)以内に抑えられる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月28日
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