「一帯一路」調印　NZが常に西側の先頭を行く理由 (2)

第3に、ニュージーランドは経済的に中国への依存度が高いうえ、強みによる相互補完の関係にあり、ニュージーランドの発展は中国経済と密接な関係にある。中国はニュージーランドにとってすでに3年連続で最大の製品貿易パートナー、最大の輸出相手国、5年連続で最大の輸入相手国となっている。二国間貿易額は昨年1000億元に達した。儲氏によると、ニュージーランド経済の3本柱である農産物、教育・留学、観光に、まさに中国は大きな市場を提供してきた。

李総理の今回の訪問で双方が「一帯一路」協力覚書に調印した以外に、中国・ニュージーランド自由貿易協定（FTA）高度化交渉の来月開始で一致したことも言及に値する。交渉がまとまれば、中国が先進国と調印した「最高水準」のFTAとなる。アナリストによると、「一帯一路」協力覚書は枠組文書として、両国の経済・貿易の発展に対して指導的、規範的役割を果たす。

儲氏によると、中国の「一帯一路」イニシアティブは終始開放的、包摂的姿勢を保ち、沿線国に限らず各国に対して扉を開いている。中国はニュージーランドと新たなグローバル化の模範を築き、長所を取り入れ短所を補うことで「一帯一路」の質を高めることが完全にできる。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年3月29日