通販サイトの蘇寧易購がこのほど調査会社の捷孚凱(GFK)と共同で発表した2016年の家電産業の情勢報告によると、昨年は中国国産携帯電話の出荷台数が全体の88.9%を占め、9割に迫った。国産携帯メーカーは高級市場に向かって発展しているという。「北京日報」が伝えた。
16年の国内携帯市場の出荷台数は5億6千万台で、2.4人に1人が1年に1回機種変更を行う計算になり、携帯消費市場は高速発展時代を迎えている。分析によれば、今後は中級・高級携帯の市場シェアが上昇し、端末の更新・バージョンアップが消費需要の伸びを牽引するとみられ、技術革新とサービスのグレードアップはブランドの市場獲得のカギになるという。
同報告は、「16年の国産携帯メーカーはローエンド市場を縮小して、ハイエンド市場へと発展し、国産携帯製品の技術とブランドバリューが徐々に市場に認められるようになった。国内携帯市場は合弁ブランドが徐々に力を失う一方で、華為、OPPO、VIVOなどの国産ブランドが大いに成長し、小米、魅族、美図などのインターネットブランドが勢いよく参入するといった状況になっている。またネット通販による携帯販売の伸びが鈍化しはじめ、オフラインにおける配置の増加ぶりが目立った」と伝える。
蘇寧は小売ブランド「YOUQU優趣」を立ち上げると発表した。コンセプトショップのモデルで、VR(仮想現実)、ロボット、ドローン、スマートデジタルAV(音響映像)、スマートウォッチ、スマート小型家電といった人気のある目新しい商品や各種のハイテクをカバーして、消費者により豊かな体験を提供する。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月13日
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