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中国、5月の3連休の海外旅行予約が2倍近くに  東南アジア諸国や日本が人気

人民網日本語版 2017年04月17日10:35

複数の旅行社を取材したところ、今月13日の時点で、労働節(メーデー、5月1日)に合わせて3連休となる4月29日から5月1日の前後に出発する海外旅行プランがもうすぐ完売となる状況で、欧米やオーストラリア、シンガポールなどの人気路線は既に売り切れとなっていることが分かった。近場の東南アジアや日本などの予約も7割以上が完了している。旅行サイト・驢■■(■は女へんに馬、Lvmama.com)の統計によると、3連休の海外旅行者数は昨年同期の2.8倍となっており、親子での旅行やクルーザー旅行の伸びが際立っている。旅行先は依然として日本や東南アジア、欧米などがメインで、日数は5-7日間が多い。人民網が報じた。

日本、タイ、フィリピンが最も人気

3連休中、人気の海外旅行先はどこなのだろう?「Lvmama.com」の統計によると、人気トップ10は日本、タイ、フィリピン、インドネシア、米国、ベトナム、シンガポール、マレーシア、モルディブ、ギリシャ。

うち、ビーチリゾートが多いことや査証(ビザ)免除政策が実施されていること、中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)観光提携年であることなどから、東南アジアの関連の路線が特に人気となっている。日本を見ると、京都、東京などの観光や、海がきれいな沖縄でのバケーション、ショッピングなどの定番の路線のほか、クルーザー旅行も日本旅行人気に拍車をかけている。近場の海外旅行に出かける人の数が、3連休中に海外に出かける人の数の6割以上を占めている。うち、親子で近場に出かける人の数が昨年同期の5倍と、伸びが特に顕著になっている。

コスパの高さが海外旅行人気の理由

近年、連休になると海外旅行に行くというのが多くの中国人の恒例行事になっている。4月末から始まる3連休は、4月初めにあった清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)の時のように実家に帰って墓参りに行く必要もないほか、有給休暇を取って連休を長くすると時間にも余裕ができるため、海外旅行が特に人気となる。「Lvmama.com」の統計によると、同3連休に海外に出かける人の多くが5-7日間の旅行で、今月26日から休みを取って出かける人が約3割を占めている。海外旅行に出かける市民が多い都市トップ10は上海、北京、蘇州、広州、杭州、深セン、武漢、常州、南京、合肥。

時間的余裕があるほか、コストパフォーマンスの高さも、同3連休に海外旅行が人気になる主な原因だ。4月、5月は旅行のオフシーズンで、旅行料金が普段とそれほど変わらない。人気路線の一部で10%ほど高くなっているものの、旅行社がキャンペーンなどを実施しているため、コストパフォーマンスはかなり高くなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年4月17日

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