2016年9月9日  
 

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中国人観光客、「爆買い」から「じっくり型旅行」へ変化  最新報告

人民網日本語版 2016年09月09日15:07

中国観光研究院が8日、中国のカード決済サービス大手・銀聯国際と共同で発表した「2016年中国海外旅行発展年度報告」は、今年、中国のアウトバウンド客の数は前年比11.5%増の1億3300万人に達すると予測している。中国のアウトバウンド市場が理性化された成長期に入り、海外で文化などをじっくり体験する旅行への支出が増加している。人民日報が報じた。

同報告によると、2015年、中国のアウトバウンド客の数は前年比9.8%増の1億1700万人に達した。数年前までは毎年約20%のペースで増加していたのと比べると、増加幅が明らかに縮小している。

中国観光研究院の戴斌・院長は、「約20年の急速な発展を経て、中国のアウトバウンド客の数の増加ペースは初めて一ケタ台となった。それでも、中国のアウトバウンド市場は巨大なポテンシャルを秘めている。現在、中国ではパスポートを持っている人の割合が6%以下。まだまだ発掘できる余地が十分にある。今後5-10年の間は、中国のアウトバウンド客の数はほぼ横ばいの安定したペースで増加していくだろう」との予測を語った。

また、同報告によると、15年、中国の国際観光支出は前年比16.6%増の1045億ドル(約10兆4500億円)に達した。一人当たりの支出額は893ドル(約8万9300円)の計算で、上昇のペースが落ち着いてきている。それでも、世界経済が伸び悩み、多くの国の国際観光支出が減少しているため、中国のアウトバウンド客の購買意欲は抜き出ているといえる。


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