国連世界観光機関(UNWTO)がこのほど発表したところによると、昨年も中国人観光客の海外消費が他のすべての国を上回ったという。香港紙「南華早報」の報道を引用して参考消息網が伝えた。
UNWTOは、「2016年の中国人観光客の海外消費額は2610億ドル(約28兆2741億円)に達して、前年比12%増加した。16年のデータから、世界一の人口大国である中国が観光客の海外消費をめぐり13年連続で2けたの伸びを達成したこと、5年連続で世界最大の海外消費国の地位を保ち、米国、ドイツ、英国、フランスの上に立ったことがわかる」と説明する。
UNWTOのデータをみると、16年の中国人観光客の海外消費は米国人観光客の2倍に達した。米国の昨年の消費額は1220億ドル(約13兆2163億円)で、前年比8%増加した。
中国は観光客の重要な供給国になりつつあり、これは過去20年間の世界観光産業における主要な流れでもある。01年の中国の海外観光客数はのべ1200万人だったが、その後11倍以上増加し、昨年はのべ1億3500万人、前年比の増加率は6%になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月17日
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