▽国は長期的発展を推進
メイド・イン・チャイナ2025は世界の伝統産業と新興産業の発展状況をふまえ、各産業の発展の現状に基づき、段階的な製造業の向上を合理的に策定したプランであり、世界の産業バリューチェーンにおける中国の地位を全面的に向上させるものとなる。
専門家は、「産業バージョンアップは中国経済発展のために必要な行動であり。持続的な競争力を確保したいなら、国の財政的支援と持続的な科学技術の研究開発が必要だ」と指摘。エジプトのエジプト・中国商業理事会のムスタファ・イブラヒム副会長は「産業バージョンアップは単なる商業上の利益によって駆動されるものではなく、国が長期的計画と財政の両面から指導と支援を与えることが必要だ」との見方を示した。
目標の任務を完了させるため、メイド・イン・チャイナ2025では金融による支援政策の充実、財税政策による支援の強化など8つの戦略的支援・保障を打ち出された。
中国人民銀行(中央銀行)をはじめとする5部門がこのほど、「金融による製造強国建設支援に関する指導意見」を発表した。メイド・イン・チャイナ2025の重点分野と重要任務をめぐり、製造業の科学技術革新、モデル転換・バージョンアップに対する金融面での支援を特に強化することを目指すものだ。
「エル・ムンド」は、「中国は25年に知識集約型産業においてもっとも活力を備えた『ハイテク技術の天国』になり、潤沢な資金投資をよりどころにたくさんの中国企業がグローバル経済秩序の中で優位を占めるようになることは間違いない」との見方を示した。
中国とドイツのインダストリー4.0連盟執行委員会の羅家福副委員長は、「ドイツのインダストリー4.0とメイド・イン・チャイナ2025には似たところがあり、政府がどちらでも指導や支援の役割を果たしている。中国企業は革新力と高品質を備えた製品を作りさえすれば、グローバル経済における自身の地位を向上させることができる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月18日
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