淘宝網(タオバオ)と天猫(Tmall)が最近、スピード物流サービスをたびたび加速させている。24日からは、しょっちゅう「これ以上買い物したら手を切り落とす」と言いながら、夜中の12時になるとやっぱり買い物してしまう「夜更かし族」に向けて、「眠る前に注文すれば、起きた時に荷物が届く」サービスを実現させている。中国新聞網が伝えた。
夜更かし消費者の買い物体験をよりよくするため、淘宝は時間制限のある淘搶購プラットフォームに当日配達ブロックを設定し、当日配達が可能な選び抜かれた商品をここに集め、「寝る前の注文、起きた時に受け取り」を可能にした。物流サービスの菜鳥連盟のスマート倉庫配送ネットワークの支援を受けて、当日配達サービスや翌日配達サービスが徐々に消費者の買い物における「標準装備」になっている。
データをみると、淘宝は一日の間に何度か物流のピークを迎える。眠りにつく前の午後10~11時のほか、大勢のユーザーが深夜1時前後に買い物を繰り返す。午前8~10時は働く「手切族」が通勤ラッシュの渋滞の合間に大量の買い物をする時間帯だ。
当日配達と翌日配達は今では淘宝系プラットフォームの基本サービスで、淘搶購に設置された当日配達ブロックは「1両だけの特別車両」といった意味合いが強い。ビッグデータに基づいて予測すると、こうした動きは消費者に歓迎されると同時に、当日配達の条件に合致した商品は毎日午前0~10時の間に集中的に同ブロックに納入され、消費者は限られた時間の中で争って買い求めるようになるという。
消費者が同ブロックで買い物する際、商品はすべて当日配達が確定しており、物流ペースが十分に速いだけでなく、消費者は荷物がいつ来るかといらいらしながら待たなくてよい。
現在、菜鳥連盟の当日配達サービスと翌日配達サービスは全国約1千ヶ所の区・県をカバーし、中国最大の開放型スマート倉庫配送ネットワークになっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月26日
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