25日午前、鄭州の街中で、シェア自転車50台に乗った友人らを引き連れて、新婦を迎えに行く新郎の姿があった。この奇想天外な自転車集団は、多くの人の注目を集めた。このカップルは、河南省安陽市滑県出身の新郎(28)と、同省鶴壁市出身の新婦(26)で、もともとは大学時代の同窓生だった。二人は6年の交際を実らせて今回ゴールインした。二人は、「他にはない結婚式にしよう」と、普通は高級車が数台連なって新婦を迎えに行くところを、あえてシェア自転車を選んだ。その費用は50元(約800円)以下という。大河報が報じた。
25日午前9時、鄭州金水路と文化路の交差点近くに、赤いTシャツで揃えた運転手が乗る、カラフルな風船で飾られたシェア自転車50台が集まっていた。うち2台の自転車のカゴには花が飾られていた。これは、新婦を迎えに行く新郎が率いる「自転車集団」。新婦の家に到着後、新郎新婦は「専用自転車」に乗って、披露宴が行われるホテルに向かった。緑色の自転車50台がさっそうと街中を進むその姿は、多くの人の注目を集め、スマホ片手に写真を撮る人も大勢いた。
「車で迎えに行っても新鮮味がないので、自転車にした」と話す新郎新婦。一ヶ月前、結婚式の準備をしていた二人は車で新婦を迎えに行くと、3000-5000元(約4万8千-8万円)かかることが分かり、自転車を使うことを思いついたという。そうすることでお金の節約になるだけでなく、ロマンチックな雰囲気が演出できる。ただ、同じ自転車50台を集めるのは難しいため、新婦が「シェア自転車を利用すれば」と提案。新郎と新婦が同じ自転車に乗ることはできないものの、お金がかなり節約でき、おもしろいという理由でそのアイディアを採用したという。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月27日
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