オランダが「自転車王国」というのは世界的にもよく知られている。一方アジアでは、日本が一人当たりの自転車所有台数でトップとなっている。オランダでは100人あたりの平均自転車所有台数は109台と自転車台数が人の数を上回っているという驚きの普及レベル。日本では100人あたりの平均自転車所有台数は68台で世界6位、一方の中国は17位だ。このことから、日本はアジアで最も自転車人気が高い国といえるだろう。日本では年齢や社会的身分にかかわらず、自転車は人々にとって身近な交通手段となっている。日本人の物質的な生活水準は高いが、どうして自転車がこんなにも普及しているのだろうか。(文:増新。済南日報掲載)
優れた機能性:生活圏内に何でもある日本
日本は世界的にも人口密度が高く、コミュニティーには何でもそろっている。自転車で5-10分圏内には、スーパー、幼稚園、学校、歯科医院などの日常生活に必要な施設があるので、自転車は理想的で非常に実用的な交通ツールとなる。また自転車は健康的な生活スタイルにもつながる。自転車移動で体を鍛えるというのが都市部では一種のファッションともなっているのだ。日々仕事に忙しく、運動の時間がとれない人でも、自転車移動は非常にいい運動になるからだ。
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