在中国デンマーク大使館はこのほど、微博(ウェイボー)上で、「現地の海岸がカキで埋め尽くされて困っている」と、ネットユーザーにSOSを求めた。この投稿は、多くの中国のネットユーザーの関心を集め、「被害救援のために、海を越えてデンマークに駆けつけたい」というコメントが多数寄せられている。
〇デンマークの海岸に溢れるカキ 在中国デンマーク大使館が微博でSOS
「デンマークの海岸に来てカキを食べませんか?」-24日、在中国デンマーク大使館の公式微博上に投稿された「カキが海岸に溢れているが、デンマーク人は少しも喜んでいない」と題する文章が、多くの中国人ネットユーザーの関心を集めた。
文章によると、「太平洋カキ」という種類のカキがデンマークに入り込み、海岸の生態環境に極めて大きな打撃を与えているという。このカキはもともと、デンマークの海域には棲息しておらず、南方からやって来た外来種だ。数十年という時間の経過を経て、現在の規模まで増えたという。
文章によると、デンマークの科学者と漁民は、デンマーク自然保護局に繰り返し訴えてきたが、この厄介な侵入者を処分する方法は今のところ見つかっていないという。
現地政府は住民に対し、海岸に行ってこのカキを採って家に持ち帰り、料理して食べるよう奨励しているが、それを実行する人はおらず、効果は全く現れていないという。
デンマーク関係当局は現在、この問題をめぐる全面的な調査と評価を進めているが、具体的な解決法が示されるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
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